永遠は断ち切られた。
彼の前には、見たことのない浅い海原。
そして、見たことのないひとりの少女。
「えっと、えっと……はじめまして、だね!」
再び始まった世界。
歩き続けるのは、またふたり。
星はどこまでも続いているわけではなく
遠ざかっていたはずが、いつの間にか近づいてゆく。
戻りたい。強くなりたい。
彼の中に現れてゆく願いと葛藤。
そして少女は、そんな彼に寄り添い続ける。
謎を明かさぬままに、ただ彼の支えとして。