今作は「小説家になろう」に掲載している僕の作品
「止まれなくても、またそばに」を原作としています。
原作に対しては、個人的に思い入れと傷の両方を持っています。
自信は盲信を呼ぶらしく、書きあげた時にはよくできたと思っていたのですが
それまでよりも評価は芳しくなく、当時はとても落ち込みました。
今回、原作として振り返る機会がありましたが
今になって読んでみれば拙さもいくらか見えてきました。
今作は、ほんの少しだけですが、僕にとっては挽回を願った作品となっています。
まだ拙さはたくさん残っていて、僕には見えていないだけであるはずなので
ぜひプレイ後は感想や批評をお聞かせください。
2017年8月3日 雪原たかし
本作はノベル版「春に生きれば」のダウンロード数200到達の記念作品として製作しました。
ノベル版からなにを変えてなにを変えないのかを悩み続け
結局は決断したようなしていないような……
とはいえ、個人的には初の有料作品ということで、できる限りのことをしたとは思っています。
物語の世界が現実となってゆくこと。僕はそれを求めて物語を書いています。
声が届くことでその現実が広く深く鮮やかになるのであれば
僕の今回の願望は満たされるでしょう。
冷酷な春であっても、誰かの心に現実として響きますように…………
2019年5月10日 雪原たかし