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同人ゲームプレイ記録 No.3 「非実在系カノジョと過ごす日常」

 コミティア124で出会った作品たちのプレイ記録というか報告というか感想というかなんというかの「同人ゲームプレイ記録」は第3回へと参りますよ。

 各作品の記事においては基本的に作品内の画像やスクリーンショット等を出しませんが、文章にはいくらかのネタバレ要素を含む場合があります。ご注意ください。

 というわけで、今回の作品は、「非実在系カノジョと過ごす日常」(みるみるそふと)です!

 ちなみに本作は前回記事の「君と歩んだ最後の一歩」のスピンオフ作品となっています。全年齢対象なので、記事にも年齢制限はありません。

 

 

 


 

 

 

 

機能の洗練

 以降では本作に対して「君と歩んだ最後の一歩」を「前作」と呼びます。

 本作は前作からの進歩があらゆる面で感じられた作品でした。ここでは主に機能面に絞ってお話を。

 まず、前作のメニューバーが本作では画面右上からのボタン展開、または右クリック展開となっており、画面上のシムテム関係の文字が激減しています。これは物語が進行してゆく画面に集中するためにも重要なことだと、僕は考えています。クイックセーブ・ロード用のボタンだけがテキストエリア左下に置かれ、それは小さいわりに目立つのですが、クイックというくらいですから手軽に押せなければならないはずですし、ある程度は目立つことが必要なのではないかとも考えます。

 ちなみに僕の過去作ではメニューボタン類を画面下部に全展開しているので、次作品ではまとまった画面になるように工夫したいですね。

 

 

「絞る」ということ

 ここでは物語面についてお話を。

 皆さんは「絞る」という言葉に正負どちらの意味を感じますか? 僕の予想では半々です。

 ほぼすべてのスピンオフ作品は、主作品から多くのものを絞ったうえで物語を再開します。登場人物を絞り、それに付随する物語もいくらか絞ります。そして、絞ったあとに新たなものを染みこませる。この時に絞ったものをまた染み込ませると雑味になることがあるのですが、この辺りで製作者の、特にシナリオ担当者の冷徹さが試されることになります。絞ったものをまた染み込ませることが作品への愛なのだと考えるのではなく、新たな要素を物語に注ぐことが作品への愛であると考えると、スピンオフ作品の質は高まるでしょう。

 本作においては、少なくとも作中において雑味はほとんど無く、物語を純粋に追うことができました。頂点直前の物語進行の強引さは前作から残っていたように感じたものの、かなり楽しんで物語を眺めていられたように思います。

 

 

カノジョとは

 前作においても言及されていたのですが、登場人物の台詞からは「恋愛ゲームにおける攻略対象」についての思想を強く感じました。

 特に攻略不可能な立場にある登場人物に対する想いは、台詞を言う登場人物の前作での立場を顧みると心にグッと掛かるものがありました。僕はまだ攻略不可能な登場人物がいるような恋愛ゲームをほとんどプレイしたことがないのですが、「ああ、あの攻略できない子ね」という発言ができるくらいの経験者であるばさらに深く掛かったのではないかと思います。おそらくシナリオ担当の方もかなりの経験者でしょう。

 慈しみ、でしょうか。柚子に対する想いはそういうものなのではないかと、僕は感じました。

 

 

 


 

 

 

 

 柚子推しからのルート破棄への過程を知り、あの日聞かせていただいた想いに切なくも鮮やかな意味が加わりました。

 僕も自分の生み出す登場人物で苦しみ、喜ぶ、そんな時間の中へ戻りたいです。次作品はちょうど恋愛物語なので、強い想いをぶつけたいですね。

 以上、「非実在系カノジョと過ごす日常」のプレイ記録でした。

 次回は「地球トつくもの」(M-Arms)のプレイ記録をお届けします。数少ないR18作品が前半に固まるということになりました。

 ではまた!

  2018/05/19